太もも痩せをしたいのであれば原因を取り除くのと同時に温めるのが大事

太もも1

男女問わずに肥満に関する悩みとして多いのが、足が太くてズボンが履けなくなることです。その引っかかる部分なのが太ももであり、この太ももが太いことによって腰まで上がらないことが挙げられます。

基本的に体が太い時にはダイエットをして細くすることを考えますが、太ももの場合だと運動してもなかなか細くはならないです。太ももが太いのには原因があり、その原因を取り除けば細くなるので対処法を紹介します。


太ももが太くなる原因その1骨盤のゆがみ

太ももが太くなる原因はいくつかあるのですが、男女同様の理由で一番多いのが骨盤のゆがみです。骨盤は上半身の臓器を支えるだけでなく、上半身と下半身の筋肉と血管をつなげる目的を果たしています。骨盤が歪んでしまう原因は重い荷物を身体の片方だけに重点的にかけてしまったり、女性限定でいえば骨粗鬆症その他には年齢による骨の密度の低下などが挙げられます。

骨盤が歪んでいるのかの確認方法としては、まっすぐの壁に体を密着させて上半身が前に傾いていたり靴を脱いでみて靴底が左右で削れている部分に差があると判別できます。この骨盤が歪んでしまうと臓器だけでなく血管の位置まで正常な位置からずれてしまい、その結果として圧迫された血管はポンプの役割を果たせなくなり血流が悪くなります。

そもそも太ももは頭部から上半身の重量の大半を支えている部分であることに加えて、重力が上から下にかかっている力も作用して太ももを含む足は血流が悪くなりやすいのです。構造上で血流が悪くなりやすい場所であるのに、骨盤の歪みで血管がうまく働かなければ脂肪を燃やすための酸素がうまく巡らなくなり燃えにくくなるのが一つ目の原因として挙げられます。

太ももが太くなる原因その2むくみ

足が太くなる原因その2として挙げられるのが、基本的に男性にも起こりうることですが特に女性に多いのがむくみです。むくみとは脂肪が原因ではなく、血管の中に存在する水分が筋肉組織に入り込むことによって肥大化することです。

むくみが起きる原因としては先に言った骨盤のゆがみも関係していますが、一番大きいのがデスクワークや立ち仕事など同じ姿勢で長時間作業をすることが挙げられます。太ももがむくんでいるのかの確認方法としては、太いと感じた時に人差し指を太ももの皮膚に押し当ててみて5秒数えても指を押したくぼみが残っているのであれば分かります。

本来血液を巡る水分は静脈で回収されるのですが、静脈は動脈と違って自分で動くことができないため人間が歩行や体勢を変えた時の動きで動くようになっています。しかし長時間同じ姿勢で作業すると、水分を吸収し排出する機関である静脈が動かないので回収されるはずの水分が残ってしまいます。

その残った水分が再び筋肉組織に吸収されると、残っている脂肪と相まって太ももを太くしてしまう原因になります。

足が太くなる原因その3脂肪の蓄積によるセルライト

足が太くなる原因その3として挙げられるのがセルライトです。近年美容に関するキーワードとして注目されるようになったセルライトですが、名前は聞いても実際に内容を知っている人は少ないです。セルライトとはコラーゲンが原因で引き起こした脂肪の蓄積です。

コラーゲンは皮膚の主要成分の一つで血管から出された水分と汗腺から分泌された皮脂を吸着して雑菌を寄せ付けず弾力のある肌を作ります。そのためコラーゲン自体はよいものなのですが、セルライトを引き起こすコラーゲンは質が悪いものです。

コラーゲンは食べ物から吸収した栄養素で作られるものですが、暴飲暴食による偏食や年齢による代謝が遅れると質の悪いコラーゲンが出来上がります。質の悪いコラーゲンは弾力が弱く元の状態に戻りにくいので、少しの脂肪でも引っ付いてしまえば重みで広がってしまいます。

重みで広がったコラーゲンは、次々と脂肪を吸着して一つの塊にしてしまうので太ももが太くなってしまいます。セルライトが原因かを調べるためには、太ももを見てみて表面の所々に凹凸があり人差し指と親指でつまんでみると簡単に太ももの肉ごと皮膚を引っ張れることでわかります。

足が太くなる原因その4筋肉が固い

足が太くなる原因その4として挙げられるものとして、男性に多いのが太ももの筋肉が固すぎるということです。太ももが筋肉質だとかっこいいので鍛える男性が多いのですが、ただ負荷をかける無酸素運動だけを重ねて鍛え上げてしまうと筋肉が固くなりすぎてしまいます。

固くなりすぎた筋肉は十分な酸素が入り込まないので、太ももの中にある脂肪の中に酸素が入り込まないので燃えにくくなります。酸素でもえなかった脂肪は徐々に固くなっていくので、その状態で太ももを鍛えていくと細く締まるどころか逆に固まった筋肉と脂肪で膨れ上がってしまい太くなってしまうのです。

先に言ったとおりに太もも痩せをしたいのであれば温めるのが大事

太ももが太くなる原因にはさまざまに要因が隠れていることがわかりましたが、やはり一番の原因は血流が悪くなることで脂肪が燃えにくいそして水分が外に出にくいというのが大きいです。

そのため太もも痩せをしたいのであれば、運動込みで血流を良くする活動をする必要があります。血流を良くするためには、まず太ももを冷やさないようにするために保温用のレギンスやスパッツを履きます。次に食事面で冷たい食べ物や飲み物そして塩分の脂分の取り過ぎは、体の温度を低下させてしまい血流が悪くなります。

そのため夏であっても体を冷やさないために体温を上げる温かい飲み物や食べ物を摂取しつつ、発汗作用のあるトウガラシやショウガと筋肉の材料になる卵と豆類そして肉類のタンパク質を野菜とともにバランスよく食べます。

そして一番効果のある入浴においては36度から40度のお湯に10分を目安に入るか、お風呂上がりに太ももに45度のお湯をかけた後に冷水をかけて血管を拡張させる温熱療法を行うのもお勧めです。「参考サイト|太ももやせ|リフィート

太ももの血流アップはすぐに効果を発揮するものではないですが、これらの方法を1週間以上を目安に行うことで体温が上がり太もも痩せに役に立ちます。

温めるのと同時に原因も取り除くのも大事である

太もも痩せをするのであれば血流を上げるために温めるのが一番良いことに変わりはないのですが、この方法で痩せられるのはセルライトとむくみが原因での肥大化です。

それ以外の原因である骨盤のゆがみや筋肉の固さにおいては、この方法だけでは根本的な解決にならないので対策を練る必要があります。骨盤のゆがみの場合は骨盤矯正運動というものがありますが、その方法を間違えると状態を悪化させる場合があるのでお風呂上がりで筋肉にストレスが少ない時に少ない回数で行うのがベストです。

もし最短で矯正したいのであれば専門外来もしくは骨盤のゆがみを治すことに定評のある接骨院で矯正するのが一番です。筋肉の固さにおいては、筋肉の鍛え過ぎで酸素がうまく運べないのが原因です。そこで筋肉が固いと感じるのであれば、必ず運動をした後は柔軟体操やマッサージそしてストレッチを行って筋肉を柔らかくするのが一番です。

このように太もも痩せをしたいのであれば、自身がどんな状態で太いのかの原因を調べたうえで対処するのが目標である痩せることにつながります。